匠の技

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皆さん、こんにちわ。

先ほどのブログを書いているうちに、雨があがりましたね(笑)このくらいの時間に見える夕焼けと青空が入り混じった感じが非常に好きで、時々空を見上げています。決して思い詰めているわけではありませんので(笑)

さて、今日は最近作り手が少なくなってきたものをご紹介いたします。

昔の家の樋というとほとんどが銅製でした。日本家屋に銅製の樋は、時間がたつにつれて建物と共に経年劣化が進み、それが味わいにもつながっていきます。最近の樋というと、塩ビ製が主なものとなっており、経年劣化が進むと『色あせ』や『日焼け』などで見栄えが良くなくなってしまいます。

今回、修理の依頼を頂いたのは昔ながらの日本家屋に取付けられている銅製の樋の補修です。上で銅製の樋のいいことばかり書いてしまってますが、銅製の樋は酸化により板の厚みが徐々に薄くなってしまい、穴が空いてしまいます。今回もその状態でした。

集水器(アンコー)及びハイ樋の取り換えなのですが、この集水器を今回手作りのオーダー品で作らせていただきました。昔の職人さんは、その建物の地域性や施主のこだわりなどに応じて一つ一つ手作業で作っていました。今回はその現状のまま再現する為、小さなパーツも一つ一つ採寸し、アンコーを4つ作らせていただきました。最近は、このような加工が出来る方が少なくなってきているようで、技術の継承がうまくいっていないのが現状です。

製作に1か月かかりました。完成品がこちらです。

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今は、非常に綺麗な銅独特の色をしていますが、これから徐々に参加が始まりこの樋に歴史が刻まれていくことでしょう。

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完成品を見た時、『モノづくりの魅力だな』と感じました。最近はすべて工場生産になってしまっている為、一つ一つに気持ちがこもっていないようにも思えます。手で一つ一つ作ったものは、作り手の気持ちがやどると思います。その魅力に一人でも多くの人が感じ、そして作りたい!という人が増えればいいなぁと思います。

それでは皆さん、明日もご安全に!

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