皆さん、おはようございます。

もう聞き飽きたよ!って言われるかもしれませんが、本日もたっぷり雪が降ってくれまして、辺り一面雪化粧になっている今日の滋賀県東近江市です。今回は、今シーズン最強クラスといわれていましたが、それほど思っていたほどではなく(私だけ?)、気温も高いので道路の雪も融けつつあります。

さて、今日は携われてうれしい工事をご紹介します。

表題にもありましたが、滋賀県といえば何を思い出されますか?『琵琶湖』、『鮒ずし』、『比叡山』、『ひこにゃん』。いやいや、織田信長でしょ!!!私も大好きな歴史上の人物です。ちなみに、本能寺の変が起こった引き金は、明智光秀が織田信長に鮒ずしを献上品と差し出した際に信長が怒った事も関係しているとも言われているんですよ(余談ですがね)
さて、そんな信長や安土城などの歴史的書物や文化財を保存している『安土城考古博物館』の改修工事をさせて頂くこととなりました。http://azuchi-museum.or.jp/

当時の図面を見ると『さすがバブル時代!』というスペックと『さすが日本設計さん!!!』という材料一つ一つがこだわり抜かれたものが使われており、デザインもかなり納めるのに難易度が高いものばかりでした。特に驚いたのは外壁のタイルは信楽焼で作られていたことです。設計士さんの滋賀県へのこだわりも感じますね。

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今回当社は、樋の掛替工事を担当させて頂きます。こちらの樋、すべて銅で出来ております。銅は取付けた時は、独特のあのピカピカした色合いなのですが、酸化や気候の変化により、独特の風合いを見せてくれるようになります。ただ、長年使用をしていると穴が開いてしまい、ボロボロになってしまいます。そのため、軒樋及び竪樋のすべてを改修することとなりました。

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今回、ご採用頂きましたのは、井上商事株式会社様の『アルトイ、アルノキ』シリーズの軒樋が15号、竪樋が125×125です。https://www.inoue-s.co.jp/

こちらの商品は、アルミの樋材に電解被膜にて塗装を行うことで、いつまでも美しい色合いを保つことが出来、さらに竪樋に関してはバンドを使わない仕様となっている為、非常にスッキリとした仕上げになります。
織田信長が愛用していた3本の刀の中に『宗三左文字』というものがあるのですが、そのシャープさをこの樋は演出してくれます。ちなみにこの刀は『天下を狙い取る者が持つ刀』といわれ、京都の『建勲神社』にて保管されております。http://kenkun-jinja.org/

こちらの材料については、あまりにも膨大な量ということもあり、『発注→製作→納品』まで約50日掛かる予定となっておりますので、工事は今年の3月下旬から4月上旬に工事開始となりそうです。
ご興味のある方は一度、現場には入れませんが、安土城考古博物館へ見に来てくださいね。

それではまた、本日もご安全に!
株式会社 イノダのHPも是非チェックしてくださいね
http://www.kawarashounin.shiga.jp/index.html