皆さん、こんにちわ。

梅雨入りとなり、特に今日はジメジメしていますが皆さまいかがお過ごしでしょうか?

6/18に大阪を中心とした大きな地震が発生しました。死傷者が多数出てしまい、また公共交通機関及びインフラが途絶えてしまい、未だに復旧していないエリアもあるようです。被害が時間がたつにつれてわかり始め、当社が施工をさせて頂いている屋根の被害も大きなものになっているとわかりました。ブルーシートで養生してある屋根が多く見られます。

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地震直後に私が以前勤めていた会社の同期から連絡をもらい『実家の屋根瓦が大変なことになったから見てほしい』っと。高速などは完全にマヒしており、何とか当社の社長が下道を使って現状を確認しに行ってくれました。

どうやら、縦揺れで突き上げられた後に横揺れで振られた為、ご覧のようにすべての瓦が滑ってしまっています。

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修理での対応を考えましたが、あまりにもひどすぎる為、葺き替えをさせて頂くこととしました。工事は翌日から緊急でさせて頂き、現在解体工事をさせて頂いております。おそらく、あのまま雨の日を迎えてしまうと、室内は滝のように水が落ちてきてしまったと思います。この後、順次作業を進めていき、来週末にはお引き渡しが出来るようにさせて頂こうと思っております。

 

この写真を見ていただくときっとこう思われると思います

瓦ってやっぱり地震に弱いんだね。やめておこう。

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誤解をしてほしくないんです。工法が現在のものと以前のものとは全く別物なんです。

現在は施工方法が確立され、全日本瓦工事連盟が定めるガイドライン工法に基づき、工事をしている為、その後方でされている近隣の住宅は全く無傷でした。

http://www.yane.or.jp/kawara/guide.shtml
昔の工法が悪いというのではなく、現代にあっていない為、倒壊してしまうのです。それがマスコミによる誤った報道、間違った知識により、多くのエンドユーザー様が誤解をされていると思います。構造計算をしっかりし、ガイドライン工法できちんと納めてある瓦は、ほぼメンテナンスフリーで安心して住んで頂くことが出来る材料と思っております。瓦は本当によい材料であると考えておりますので、一人でも多くの人にファンになってもらえればと思っております。

まだまだ余震が続いておりますので、皆様お気を付けてくださいね。