皆さんこんにちわ。
なかなか梅雨があけませんね。
予報では、来週ぐらいにあけるようですが、
週間天気予報を見ていると、そんな兆しを全く感じないのは
私だけなんでしょうかね。。。
そんな梅雨明けがいつなんだと思っている今日は、
完全に夏空ですね。こういう雲が出てくると、『夏が来た!』と
思わず声が出てしまいます。

さて、新築からお世話になっている当社近くにある
施設の補修工事のご紹介です。
こちらは、東近江市にある高齢者向けの施設です。
最近の異常気象のせいで、裏山からの吹き下しの風や
周りに建物が無いことによる吹抜けの風により、
板金の棟包みに大きなダメージを受けました。
そのため、大丈夫な部分も今後の予防も含めて
全て取替とさせていただきました。

写真は完成後のものになりますが、棟部の板金は
下地を含めてすべて一度撤去を行い、
新たに新設させていただきました。


完成直後なので、コーキングが光ってます(笑)

 

ちょっとだけ、マニアックな話をすると、
建築基準法にある屋根の風圧計算をする際に、
『外圧係数』というものがあります。
これは、軒部、平部、隅角部、棟部と4か所で
屋根勾配によって値が決まっていますが、
板金屋根のように屋根勾配が緩い場合、
この係数は大きくなる傾向があり、特に
隅角部については、一番大きい値となります。

今回ほとんどの隅部の板金が破壊されてしまい、
酷いところは下地から風にやられてしまいました。
施工を行う際に、計算書を作成し、更に安全率を含めて
固定方法を検討しますが、そこまでやっても
突発的な想定外の負荷がかかってしまうと、今回のように
なってしまいます。

事務所の窓から外を見るとなかなかの外気温が想像できる
晴れっぷりに『今日は社内に引きこもろう』と
心に誓いました。。。

明日は曇り空予報ですが、気晴らしに少し外に出かけるのも
いいかもしれませんね。

それでは皆様、本日もご安全に!

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