皆さんこんにちわ。
今日はあいにくの雨ですね。。。
最近、ほとんどの週末が雨なような気がします。
日頃の行いが悪いのか?と自問自答しております。
さて、今日は先日からご紹介をしております瓦葺き替え工事の
現場が少し進みましたので、ご紹介します。
下地工事が完了し、瓦の取付工事の工程に入ってきます。
順番としては、軒瓦及び袖瓦の取付、地瓦の取付、
壁際熨斗積、棟積といった流れになります。
現在、軒瓦及び袖瓦の取付、地瓦の施工を行ってます。
今回、瓦は64判と言われる形式のものを使っています。
『64』の数字の意味ですが、これは1坪辺りに何枚入るか?を
示している数字です。畳2枚分ですね。
ただ、地域によって1坪の考え方が違うので、
全国で通じるというものではありません。
一般的には6尺×6尺の面積を1坪としますが、
当社の辺りでは、6尺5寸×6尺5寸となり、少し広いのです。
こういうことがあるので、今瓦にはきちんとした規格があります。
現在出回っているのが、53A規格というものです。
6尺×6尺を1坪とし、その範囲に53枚入る大きさのものと
決められてます。
軒瓦については、事前に合端をしておいた一文字瓦を
取付けていきます。
目安となる水糸を軒先に張り、不陸調整を行いながら
一枚づつ施工を行います。
袖瓦についても同様に、水糸を妻側に張り、不陸調整を
行いながら施工を行います。
この外周の瓦が美しくないと、屋根全体の美しさが
一気に低下してしまうため、何度も確認しながら、施工を行います。
軒瓦及び袖瓦の取付完了後、地瓦の施工となります。
瓦は焼物であるため、どうしても反りが出たりするため、
一枚づつ並べてみて、ダメなら少し削ったりして調整を
行いながら、全数ステンレスの釘留めで施工を行います。
今書かせて頂いた工程をまた動画にまとめていますので、よろしければ
観て頂けると嬉しいです。
最近、動画を公開することで色々ご意見を頂くことがあります。
今、ネット社会でちょっと調べれば何でも分かってしまう時代です。
先日同業者に『全部みせて大丈夫なのか?』と言われたのですが、
私からすると『あなたは公開して、都合が悪い仕事をしているのか?』と
逆に問いたいです。
そんなことを聞いてくる時点で、まだまだ専門業者への
エンドユーザーの不安が取れないのだと思います。
少しでも理解をして頂くことで、コストへの納得、
品質への納得、そして当社への信頼につなげたいと思っています。
今日は夜にかけて大雨が予想されているようですね。
不用意な外出を控えて頂き、ゆっくりご自宅で過ごしてください。
それでは皆様、本日もご安全に!