皆さん、こんにちわ。
梅雨明けをし、一気に夏がやってきてしまいましたね。。。
当社のように屋外工事をメインとし、特に屋根の上となると
全く影が無く、非常に過酷な環境となってしまします。
一時間に一回の休憩と、十分な日差し対策を行い、作業を
行っております。
さて、今日のタイトルですが、私の知り合いが問い合わせてきた
トラブルを是非皆さんにも知って頂きたいと思い書きました。
私の友人の家が雨漏りをしたらしく、ネットで調べて工務店さんに
現場調査と見積をしてもらい、工事を行ったそうです。
無事に雨漏りも止り、請求書を確認すると金額が少し見積もりより
高くなっていたそうです。
理由を工務店に聞くと、『瓦が割れていたところから水が回り、
水下の一部まで回ってしまっていることが作業中に分かり、
工事範囲が広がったため』と説明があったわけです。
現場調査の際に、ドローンを使い瓦の割れている部分を映像で
確認し、屋根の上には担当者は上がらなかったということでした。
その為、いざ工事となった際、その雨漏れによる本当の状況把握が
出来ていなかったことが原因で、金額のトラブルとなっています。
最終的には、私の知り合いは請求書通りに払ったようですが、
腑に落ちなかったので、私に相談してきました。
最近、『ドローンで現場調査始めました!』、『ドローンで現場調査を時短!』
『撮影だけで、屋根に上がらなくてもOK』といった言葉をよく見かけます。
確かに、ドローンは非常に良いツールであり、物珍しさがある為、
『客寄せパンダ』的なものになります。
屋根の上に上がらず、屋根の『表面的な状況』を確認することが出来ます。
ただ、ドローンは『表面的な状況確認』しかできません。
今回のように水が回ってしまっている場合、その中の状況は
実際にその場に行って目視をして確認しないと、適正な工事の提供や
適正な価格は提示できないと思います。
私は、ドローンを『メインのツール』ではなく、あくまでも補助的な
ツールとして使うようにしています。
屋根全体の写真撮影、上空から搬入経路の確認、施工前後の写真納めなど。
上記のような今までに撮影できなかった写真を撮っておけることが、
作業効率アップにつながると考えています。
ドローンの現場調査は、考え方を変えてしまうと『手抜きの現場調査』と
受け取られかねません。
例えば見積で当初『5万円です』と言われ、
『割れた瓦をのけたら下地が悪く治す必要になったため、追加で3万円掛かり
合計8万円です。』と言われるのと、
割れた瓦のところまで行き、『瓦の交換と下地で交換で8万円です』と
提示されるお客様の気持ちの差を考えてみてください。
同じ8万円でも、内容が全然ちがいますよね。
今回のようなトラブルは、沢山あると思います。
もし、個人様で屋根調査を依頼される際、ドローンのみで現場調査を
行う業者がいた場合、このようなトラブルの記事があったと
思い出してもらえればうれしいです。
今週はお盆休み前の三連休ですね。
最近、熱中症も多くなってきております。
外出される際は、十分に対策をしてお出かけください。
それでは皆様、本日もご安全に!