こんにちわ。

梅雨の日は、現場の作業が全くできなくなるため、
室内での仕事が多くなります。
現場管理をメインにしている者は、現場が止まっている間に
書類や図面を作ったりしています。
最近では、施工図だけでなく、各種計算書や検討なども
行うだけでなく、メーカーと一緒になって材料の検討もしています。
 
では屋外で作業をしている職人さんたちは、雨の日
どのような仕事をしているのでしょうかね。
 
実は、当社では基本的に雨の日はすべて休みにしています。
日頃から暑い日、寒い日関係なしで屋外で仕事をしてくださっている為です。
ただ、屋内で時間をしっかりかけてしないといけない作業があります。
 
それは、『合端(あいば)』という作業です。
 

 
瓦はJIS規格にて各所の寸法が指定されていますが、焼き物の為
許容値が与えられています。
ただ、この許容値の範囲内で出荷されたとしても、施工側としては、
この数ミリの瓦同士の差が生まれることで、取付できないとなります。
その為、メーカーから出荷されてきた軒先、袖瓦といった外周部に
取付る瓦は一度すべて開封し、一枚ずつ目視で確認し、調整を行います。
 
大型現場ともなると、調整する瓦の枚数は1000枚を超える為、
非常に時間と労力が掛かります。
ただ、この作業を行う事でのちの仕上りで、大きな差が生まれてきます。
昔の人が『準備8割』といったのが、よくあてはまります。
実際に合端を行う事で、美しさだけでなく、作業スピードも上がります。
 
作業を行う際には、非常に高速で回るサンダーという加工機を
使うため、保護メガネ、防塵対策だけでなく、
非常に細かな調整で加工が必要な場合や作業に支障が出ない限り、
万が一のことを考え、写真のように、加工する瓦と体の間にゴムマットを敷くようにしています。
 

  
現在加工中のものは、葺き替え工事を行う予定の現場で使用するもので、
来週あたりから取付る予定をしています。
合端作業ももう少しで完了するので、施工完了しましたら、
こちらで見て頂けるようにします。
  
 
今日もジメジメの梅雨らしいお天気ですね。。。
今年の梅雨は通年より2週間以上早いようです。
昨日のブログにも書きましたが、私は湿気が非常に苦手ですので、
今日も帰宅後は、除湿器全開で過ごすことにします。
なんとなくですが、ネットショッピングの除湿器価格が上昇している
ように感じますので、購入はお早めに。
 
それでは皆様、本日もご安全に。
 

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