新築物件の場合、最近では「屋根断熱」「天井断熱」など、効果的な外気との遮熱を行う建物が多いです。
屋根のリフォームをされる際に、同時に屋根断熱の工事を行うと、冷暖房費削減など、ECOな効果があります。屋根リフォームと併せて行う、屋根断熱の工法をご紹介したいと思います。屋根のリフォームをされるときの参考にしていただければと思います。
屋根の形状や面積、工事予算や家の向きなど、様々な条件によって最適な工法が変化しますので、専門家にご相談のうえ、決定してください!
屋根断熱と天井断熱
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屋根断熱
屋根材の下に断熱材を入れ、屋根事態から家本体への熱の入りを遮断する方法。
屋根材に遮熱効果のある塗料を吹き付ける方法や、その両方を合わせて行う方法があります。屋根勾配なりの傾斜した断熱工事をするので、小屋裏は断熱材の内部となり、室内と同じような環境になるので、空間を有効に使うことが可能です。
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天井断熱
天井材の上に断熱材を敷き詰めるなどの方法で、屋根部分からの室内への遮熱を行う方法。
断熱材の内部に結露が発生しないような防湿処理と丁寧な施工が必要です。
また温暖な地域では、夏に断熱材の内部に熱がこもり、2階の部屋が暑くなるので排熱対策が重要になります。
出来ればやっておきたい、小屋根裏換気工事
屋根断熱にしても天井断熱にしても、小屋根の部分に換気を促すことで、その効果は格段に上がります。
また、小屋根部分に換気をすることで、小屋根部分の結露を抑制する効果があり、敷いては家自体の保全にも大きな効果を発揮します。
具体的な方法として、小屋根部分の換気をするために、大屋根の部分と軒下に換気口を設けます。
更に、換気効率を上げる場合には、軒下部分に吸気のための換気口を設置します。
暖かい空気は自然と上昇しますから、大棟換気口から排出されます。そして冷たい空気は軒下換気口から自然に吸気されます。こうして温度差だけで自然に小屋裏内部は換気されるのです。
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大棟換気口取り付け
小屋部分の換気を促す為の換気口を大屋根の部分に設置します。
通常この工事でかなりの喚起効果が得られます。 -
軒下換気口取り付け
屋根の軒下部分に吸気のための換気口を設けます。
小屋根部分で空気の出入りがスムーズに行われ、換気効率がさらに上がります。